令和5年度11月例会「自分に矢印を向けた指導法」

開催場所:アルカスSASEBO 大会議室A
日時:令和5年11月10日(金)19時00分~20時30分
内容:講師例会「自分に矢印を向けた指導法」
講師:吉田洸二氏 山梨学院高等学校野球部監督
担当委員会:リーダーシップ創造委員会

11月10日アルカスSASEBOにて、山梨学院高等学校野球部監督 吉田洸二氏をお迎えして、「自分に矢印を向けた指導法」というテーマでご講演頂きました。

甲子園に出場するという夢をもって平戸高校へ赴任し、念願の野球部の監督になるも、野球道具はバット1本、ヘルメット5個しかないような状況。
そんな環境にも負けず、本気で甲子園を目指し県大会ベスト8の結果を出す。当時を振り返られ、まだ若く経験値や先入観が無かった、諦めないという思いとやる気だけで乗り越えられた。今の自分では、経験値や情報が邪魔をしてこの様な結果を出すのは難しいだろうと語られた。

その後、清峰高校(旧北松南高等学校)へ転勤、野球部は弱すぎて試合をする相手がいない、保護者から土日の試合などをしない様になどの苦情がある中、諦めずに甲子園出場の夢を追う。
そして、2009年甲子園で念願の優勝を果たした。

さて、選手たちのやる気や能力をどの様に引き出させ、成功を納めたのか?転機は、監督10年目に出会った恩師に教わった言葉だったそうです。
今回のテーマである「自分に矢印を向けた指導法」
この言葉は、「目の前に起こる現象は、自分でオーダーしている」「選手は、鏡」に続く。
すべては自分の内面と直結している。その事を踏まえて行動を変えていった結果、目の前の環境(や相手)が好転しだしたそうです。
そして大事な2つの心得は、
①不遇の時期こそどれだけ明るくやれるか。
②大人が自分の経験値で若者の可能性を図らない事。
これらは、今までの選手たちの関わりや、成長を通じて確信されている様子でした。

そして最後に、これからは、若い人の芽を育て可能性を発揮させるような指導を頑張って行きたいと続けられた。それには、失敗で得た経験を学びと捉え自分自身の引き出しを増やしていく事と今の時代の新しい価値観と自分の価値観を両方取り入れて柔軟に相手や環境に対応する力(メンタル)が必要だと語られました。
例会後の懇親会にもご出席いただき、さらに吉田監督との交流が図れました。
遠方にもかかわらず、ご講演頂いた吉田監督ありがとうございました。


牟田会員による開会宣言


藤原会員による綱領唱和


金子会長による挨拶


各委員長による委員会報告


中村会員の司会で例会スタート


山梨学院高等学校野球部監督 吉田洸二氏


「目の前に起こる現象は、自分でオーダーしている」「選手は、鏡」


①不遇の時期こそどれだけ明るくやれるか。
②大人が自分の経験値で若者の可能性を図らない事。


金子会長による謝辞「吉田監督ありがとうございました!」


角田会員による閉会宣言